■ MRD5165 SOMの特徴：
1. AIエンジンと5G対応
MRD5165 SOMは、Qualcomm（R） QRB5165 SoCを搭載し、5世代目のQualcomm（R） AIエンジンを利用することで、15兆回/秒（15 TOPS）のAIパフォーマンスを提供します。この性能により、エッジでのAI処理やディープラーニングワークロードに最適なソリューションを実現しています。特に、自律ドローンやロボティクス用途において、高度な推論処理を実現することが可能です。
2. 高性能コンピュータビジョン
専用のコンピュータビジョンエンジンを搭載し、ビデオ解析や高度な画像処理をリアルタイムで行うことが可能です。6台までのカメラの同時接続に対応し、ロボティクス、ドローン、インテリジェントマシンなどのアプリケーションにおいて、映像データの正確な分析と処理が可能となります。
3. 市場投入までの迅速なサポート
MRD5165 SOMは、すぐに導入可能な柔軟なソフトウェアパッケージを提供しており、開発者が製品化を迅速に進めることをサポートします。ハードウェアとソフトウェアの効率的な組み合わせにより、革新的なソリューションの開発プロセスを加速させ、市場投入までの時間を短縮します。
4. 高度なプラットフォームと幅広いインターフェース
MRD5165 SOMは、コンパクトなBGA（ボールグリッドアレイ）接続を備え、信頼性と高性能を実現しています。多彩なインターフェースや接続オプションを備え、さまざまな組み込みシステムやアプリケーションに柔軟に対応できる設計となっています。
■ 主な仕様
コンピュート機能
・ オクタコア Qualcomm（R） KryoTM 585 CPU @ 2.84 GHz
・ Qualcomm（R） AdrenoTM 650 GPU（Open GL ES & Open CLサポート）
・ Qualcomm（R） HexagonTM 698 DSP（Hexagon Tensor Accelerator & Scalar Accelerator搭載）
・ Qualcomm（R） SpectraTM 480 ISP（デュアル14ビット画像信号処理）
・ Qualcomm（R） AdrenoTM 665 VPUおよびAdreno 995 DPU
・ 7nmプロセスで製造
メモリ
・ 8GB LPDDR5（PoP）
・ 128GB UFS 3.1メモリ対応
電力
・ オンボードPMIC
・ VBAT入力 - 3.6V
・ インターフェース
・ カメラ: 6x MIPI-CSI CPHYおよびDPHYインターフェース
・ ストレージ: 1x UFS 3.1
・ 無線通信: 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠、Bluetooth 5.2
・ 周辺機器: 3x PCIe, 2x USB 3.0, 2x SDC, I2C, I3C, SPI, UART, GPIOs, JTAG
・ ディスプレイ: 2x 4レーンMIPI-DSI, 1x DP v1.4（USB 3.0経由）
・ オーディオ: Sound wire, I2S
一般仕様
・ フォームファクタ: 54 x 45 mm
・動作温度範囲: -25°C ～ +85°C
■ MRD5165 SOMの活用例 MRD5165 SOMは、AI対応のロボティクスシステムやドローンの開発を加速するための理想的なプラットフォームであり、製品開発者やシステムインテグレーターにとって、カスタマイズ可能な強力なソリューションを提供します。特に、国家防衛権限法（NDAA）準拠の設計により、防衛関連や産業用途における信頼性と柔軟性を備えています。
【ポジティブワン株式会社について】
社名：ポジティブワン株式会社（POSITIVE ONE CORPORATION）
所在地：〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館22F
URL：https://www.positive-one.com/
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