Rockchip PX30搭載 汎用組込みシステムオンモジュール (SOM) SSOM-PX30-CHINCHILLA

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省電力でコストパフォーマンスに優れたSoM「SSOM-PX30-CHINCHILLA」は、わずか20mm x 50mmの小型フォームファクタにRockchip PX30を搭載。Full HDクラスの映像処理、豊富なI/O、DebianやAndroidへの対応により、既存ARMプラットフォームからのスムーズなアップグレードをサポートします。

コストと性能のベストバランスを実現する、量産向けSOM

SSOM-PX30-CHINCHILLAは、信頼性の高いArm® Cortex®-A35コアを4つ搭載したRockchip PX30を採用。基本的なグラフィック表示やタッチパネル操作、ネットワーク通信といった機能を、極めて低い消費電力で安定して実行します。SOMアーキテクチャを採用することで、お客様はキャリアボードの開発に専念でき、製品のコストを抑えながら迅速な市場投入が可能になります。

主な搭載機能

  • クアッドコアCPU: 64bit Arm Cortex-A35 @1.3GHz
  • 低消費電力: 長時間稼働が求められる組込み機器に最適
  • 基本的なマルチメディア: 1080p H.264/H.265デコード対応
  • 汎用インターフェース: USB 2.0, Ethernet, MIPI-DSI/CSIなど標準的なI/Oをサポート

特徴と差別化

拡張#3: SoM詳細仕様

  • SoC: Rockchip PX30 (Quad Arm Cortex-A35 @最大1.6GHz)
  • セキュリティ: TrustZone対応
  • メモリ: 1GB LPDDR3 (最大2GB)
  • ストレージ: 32GB eMMC
  • マルチメディア: 1080p H.264/VP8エンコード/デコード対応
  • GPU: Mali-G31 MP2 (OpenGL ES3.2, Vulkan1.0対応)
  • インターフェース: Ethernet, USB2.0, MIPI-DSI/CSI, LVDS, CAN-FD
  • サイズ: 約20mm x 50mm

拡張#4: ソフトウェアとOSサポート

DebianおよびAndroidに対応したボードサポートパッケージ(BSP)を提供します。省電力ながら十分なマルチメディア性能を持つPX30の能力を、コスト効率の高い組込みシステムの開発に迅速に活用いただけます。

拡張#5: SoCの利点とChinchilla SoMの優位性

Rockchip PX30は、省電力性とコストパフォーマンスに優れたクアッドコアCortex-A35プロセッサです。SSOM-PX30-CHINCHILLAの最大の価値は、この効率的なSoCをわずか20mm x 50mmという極めてコンパクトなサイズで提供する点にあります。この「サイズ」が、既存のARMプラットフォームからのアップグレードや、スペースに厳しい制約のある産業用コントローラ、シンプルなHMI端末などにおいて、設計の自由度を大幅に向上させ、コストを抑えつつ信頼性の高いシステム構築を実現します。