特徴と差別化
製品名 |
SSOM-i.MX8MM-CHINCHILLA |
プロセッサ |
NXP® i.MX 8M Mini (4x Cortex-A53 @1.8GHz, 1x Cortex-M4 @400MHz) |
メモリ |
2GB LPDDR4 (オンボード) ※オプション対応可能 |
ストレージ |
16GB eMMC (オンボード) ※オプション対応可能 |
GPU |
GCNanoUltra 3D GPU, GC320 2D GPU |
ボード間コネクタ |
高密度コネクタ 2系統 |
主なI/O (コネクタ経由) |
1x Gigabit Ethernet, 2x USB 2.0, PCIe 2.1, 1x CAN-FD, MIPI-DSI, MIPI-CSI など |
電源電圧 |
DC 5V |
外形寸法 |
60mm x 45mm |
動作温度 |
-20℃ ~ +70℃ |
SoM仕様
SSOM-i.MX8MM-CHINCHILLA SoM仕様
SoC機能:NXP i.MX8M Mini (i.MX8MM)
・ CPU:Quad Arm® Cortex®-A53(最大1.8GHz)、Arm® Cortex®-M4(400MHz)
・ 高性能/省電力バランスを実現し、産業用・IoT向けに最適化
メモリ・ストレージ:
・ RAM:2GB(最大6GBまで拡張可能)
・ eMMC:16GB(最大128GBまで拡張可能)
・ 32MB QSPI Flash
・ SDカードスロット対応
マルチメディア機能:
・ 1080p60 VP9、HEVC(H.265)、H.264、VP8のデコードサポート
・ 1080p60のH.264およびVP8エンコード対応
・ OpenGL® ES 3.1、Vulkan®、OpenCL™ 1.2 FP、OpenVG™ 1.1対応GPU搭載
インターフェース:
・ Gigabit Ethernet (1ポート)
・ USB 2.0ポート×2
・ PCIe 2.0
・ MIPI-DSI / MIPI-CSI対応
・ UART、I²S、I²C、GPIOなど汎用I/O
・ SDカードインターフェース
OSサポート:
・ Yocto Linux
・ Android
・ FreeRTOS(Cortex-M4向け)
サイズ:
・ 約20mm x 46mmの超小型フォームファクタで、省スペース設計を実現
開発キット(キャリアボード)
ネットワークインターフェース:
・ Ethernet x 2(RJ45コネクタ)
産業用バス:
・ CAN Bus x 2(DB9コネクタ)
USBインターフェース:
・ USB 3.0 Type A x 1
・ USB 3.0 Type-C x 1
・ USB Type-C (電源供給用) x 1
・ Micro USB (USB to Serial用) x 1
ディスプレイ/カメラインターフェース:
・ MIPI-DSI
・ MIPI-CSI
・ LVDS
・ Micro-HDMI 出力
拡張I/O:
・ 40ピンコネクタ (I²S, UART, ISC, GPIOなど)
デバッグ:
・ JTAGポート
スイッチ:
・ スイッチピン
対応OS:
・ Yocto Linux
・ Android
基板サイズ:
・ 約142.24mm x 199.84mm
最大メリット:NXPデザインが参照可能
NXP標準EVKの活用:
・ SSOM-i.MX8MM-CHINCHILLAは、NXP標準の8MMINILPD4-EVK(i.MX8M Mini評価キット)キャリアボードと信号レベルで互換性を持たせることが可能です。これにより、開発者はNXP公式の開発環境、リファレンスデザイン、およびデバッグツールをそのまま活用できます。
アダプタボードの役割:
・ SoMを直接8MMINILPD4-EVKキャリアボードへ実装する代わりに、間に専用のアダプタボードを挟むことで、信号マッピングやコネクタ形状の差異を吸収します。
互換性保持:
・ NXP標準EVKのピン配置やシグナルを維持し、既存のNXPドキュメント、サンプルコード、BSPをそのまま参照できます。
開発容易性:
・ アダプタボードを通じて接続することで、新たな基板設計の手間を省き、評価段階でのスムーズなトライアンドエラーをサポートします。
拡張・カスタマイズ:
・ 必要に応じてアダプタボード上で付加的なI/O、電源回路の最適化、独自コネクタの実装など、カスタマイズも可能です。
キャリアボードでの機能拡張例:
・ Gigabit Ethernet用RJ45コネクタ、USBポート、Micro HDMI、MIPI-DSIディスプレイコネクタ、MIPI-CSIカメラコネクタ、オーディオ入出力、SDカードスロット、UARTデバッグ用ピンヘッダなど、NXP標準EVKが持つ汎用的なインターフェースをそのまま使用できます。
電源入力、ブートスイッチ、リセットスイッチ、デバッグ用JTAGコネクタも標準的なツールを用いてアクセス可能。
OSやBSPの利用:
・ NXP標準EVKに対応するため、NXPが提供するYocto LinuxやAndroid BSP、関連ドキュメント、コミュニティリソースをそのまま利用できます。これにより、ソフトウェア開発期間を大幅に短縮し、問題解決も容易になります。