最新のソフトウェア更新により、SEGGER社はJ-Linkデバッグプローブの消費電力をさらに削減し、スタンバイモードとエコモードを導入しました。
スタンバイモードは、J-Linkの伝説的なパフォーマンスに影響を与えず、最新のソフトウェアを無料でダウンロードするだけで利用できます。また、エコモードを有効にすることでさらなる節電が可能です。新しいスタンバイモードでは、非アクティブな期間が検出された場合に自動的に有効化され、複数の方法を組み合わせて省エネを実現しています。
スタンバイモードでは、内部クロック周波数が低下し、LEDの明るさも抑えられます。また、CPUの負荷を軽減し、エネルギーの消費を抑えるために、embOS-Ultraによる周期的なティック割り込みは使用されません。
新たに導入されたエコモードは、ユーザーがJ-Linkコンフィギュレーターを使用して有効にすることができます。エコモードはJ-Linkの動作中のエネルギー消費量を減らし、LEDの調光およびスタンバイモードと同様にクロック周波数を低下させます。関連するパフォーマンスのわずかな低下は通常は目立ちません。
すべてのJ-LinkはUSB電源で動作し、常に1W未満の消費電力を保っています。新しいスタンバイモードの更新により、非アクティブな期間の消費電力が約半分に削減され、0.5W未満になります。開発者のデスク上のデバッグプローブが通常80%の時間アイドル状態にあると仮定すると、1日10時間の使用で、消費電力は10Whから6Whに減少します。電力効率が80%の電源を使用する場合、1日あたりのJ-Linkごとの節約量はスタンバイモードで5Whとなります。毎日100,000台のJ-Linkが使用されていることを考慮すると、この更新により1日あたり500kWhの節電が実現されます。
「会社の建物や製品のエネルギー消費が少ないほど環境に優しく、良い結果をもたらします。このソフトウェアのアップデートは、SEGGERの環境への取り組みの優れた例です。組み込みシステムを効率的にすることはエネルギーの節約と地球の保護につながり、まさに正しい取り組みです。SEGGERは常にハードウェアとソフトウェアの製品の電力使用量を最小限に抑えることに注力してきました。SEGGERの製品にはファンは使用されませんが、競合製品の一部はファンのみで使用する電力よりも少ない電力で動作します。また、SEGGERの組み込みソフトウェアは顧客の製品のエネルギー効率向上にも役立ちます。たとえば、従来のembOS（RTOS）から完全互換性のあるembOS-Ultraに切り替えるだけで、どのプロジェクトでもエネルギーを節約できます。エンドアプリケーションの変更は一切必要ありません」と、SEGGERのマネージングディレクターであるIvo Geilenbruegge氏は述べています。
【SEGGER社について】
SEGGER Microcontrollerは、組み込みシステム向けのソフトウェア、ハードウェア、開発ツールのフルレンジサプライヤです。同社は、手頃な価格で、柔軟で使いやすいツールとコンポーネントを使用して、開発プロセス全体を通じてサポートを提供しています。SEGGERは、急速に発展するIoT、エッジコンピューティングのニーズを満たすセキュアな通信とデータおよび製品セキュリティのためのソリューションを提供します。Segger社は1992年に設立され、着実に成長しています。詳細については、以下をご覧ください。https://www.segger-pocjapan.com
【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社（POSITIVE ONE CORPORATION）
所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂１－１２－１ 渋谷マークシティ・ウエスト22F
所在地 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6神戸国際会館 22F
ＵＲＬ https://www.positive-one.com
ポジティブワン株式会社は、最先端技術と時代を先読みしたエンベデッドソリューションをご提供します。そのために海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できるＯＥＭハードウェアや世界標準ＩＳＯ等に準拠する品質向上のためのツールをご提供します。さらに、システムコンサルティング、エンベデッドからＰＣ、スマートフォン、サーバーを含んだハードウェアからソフトウェアまでのシステム受託開発など、皆様のプロジェクト成功のためのご支援をいたします。
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