SEGGER J-LinkがRaspberry Pi RP2350マイクロコントローラーに対応開始
◆Raspberry Pi RP2350の概要と特徴
RP2350は、Arm Cortex-M33コアとオープンハードウェアのHazard3 RISC-Vコアを組み合わせたデュアルコア構成を特徴とし、開発者に多様なパフォーマンスオプションを提供します。これにより、さまざまな組み込みシステムやIoTデバイスの開発に柔軟に対応できます。
・ Arm Cortex-M33コア
・ セキュリティ機能とリアルタイム処理に優れ、幅広い組み込みアプリケーションに対応
・ Hazard3 RISC-Vコア(オープンハードウェア)
・ 高い柔軟性を提供し、オープンソースベースの開発を支援
この構成により、開発者はアプリケーションの特性に応じた最適なコアを選択することが可能となります。また、RP2350は、IoT、産業制御、コンシューマーエレクトロニクスなど、さまざまな分野での利用が期待されています。
◆SEGGER J-LinkによるRP2350サポート
J-Linkデバッグプローブは、RP2350の各コアに対して以下のモードで接続およびデバッグが可能です:
・ RP2350_M33_0:Core 0(Arm Cortex-M33モード)
・ RP2350_M33_1:Core 1(Arm Cortex-M33モード)
・ RP2350_RV32_0:Core 0(RISC-V Hazard3モード)
・ RP2350_RV32_1:Core 1(RISC-V Hazard3モード)
◆SEGGERの開発ツール
SEGGERは、組み込みシステム開発を効率化する高性能なツールを提供しています。特に、以下の製品はRP2350の開発において強力なサポートを提供します。
・ SEGGER Embedded Studio(SES): ArmおよびRISC-Vマイコン向けに最適化された統合開発環境(IDE)で、GCCおよびLLVM/Clangコンパイラを内蔵しています。Windows、macOS、Linuxに対応し、柔軟な開発環境を提供します。
・ J-Linkデバッグプローブ: 高速かつ信頼性の高いデバッグを実現するデバッガで、RP2350を含む多数のマイコンに対応しています。特に、J-Link BASEは基本機能に絞ったローコストモデルで、さまざまな統合開発環境と組み合わせて使用するのに最適です。
ポジティブワン株式会社では、これらのSEGGER製品を取り扱っており、RP2350を用いた組み込みシステムの開発を強力にサポートします。詳細や購入に関するお問い合わせは、ポジティブワンまでお気軽にご連絡ください。 【SEGGER Microcontroller GmbHについて】
SEGGER Microcontroller GmbHは、組み込みシステム向けのソフトウェア、ハードウェア、および開発ツールを提供するリーディングカンパニーです。同社のツールとコンポーネントは柔軟かつ使いやすく、開発プロセス全体をサポートします。また、IoTやエッジコンピューティングの発展に対応し、セキュアな通信やデータ保護を可能にする包括的なセキュリティソリューションを提供しています。1992年の設立以来、組み込みシステム業界において確固たる地位を築いています。本社はドイツ・モンハイムに位置します。
URL: https://www.segger-pocjapan.com
【ポジティブワン株式会社について】
ポジティブワン株式会社は、最先端技術を活用したエンベデッドソリューションを提供し、国内外の顧客のプロジェクト成功に貢献しています。海外の最先端技術企業との提携により、多様な仕様に対応するOEMハードウェアやISO準拠の高品質ツールを提供しています。また、システムコンサルティング、組み込みシステム開発、ハードウェア・ソフトウェアのシステム受託開発を手掛け、プロジェクトの効率的な遂行を支援しています。
本社所在地:
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
神戸支社:
〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館 22F
URL: http://www.positive-one.com
お問い合わせ:
メール: This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
TEL: 03-3256-3933 / FAX: 03-4360-5301