J1939 DEM:J1939プロトコルとシームレスに統合、リアルタイムモニタリング、障害分析、効率的なトラブルシューティング可能な車両診断とフリート管理ソフトウエア販売開始

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2024年12月19日 東京都-Positive One Corporationは、Simma Software製の**J1939 Diagnostic Event Manager(DEM)**を発表しました。この先進的なシステムは、J1939プロトコルとシームレスに統合され、商用車両向けにリアルタイムモニタリング、詳細な障害分析、効率的なトラブルシューティングを提供します。車両診断やフリート管理のための究極のソリューションとして設計されています。J1939プロトコルスタックと合わせて、J1939 Diagnostic Event Managerの販売を開始いたします。 ◆J1939 Diagnostic Event Manager(DEM)の主な特徴
1.リアルタイム診断モニタリング
・ 商用車両の診断メッセージをリアルタイムで追跡し、運用中の重要な状態を常に把握可能
2.高度な障害分析
・ 詳細な障害コード(DTC)解析により、故障の根本原因を迅速に特定
3.フリーズフレームデータ管理
・ ssJ1939-Multiとの連携で、フリーズフレームデータの設定、消去、保存を効率的に実行
・ J1939-73仕様に準拠したDTC(Diagnostic Trouble Codes)の送信をサポート
・ インバウンドリクエストPGN(Parameter Group Number)の処理と応答を提供
4.J1939プロトコルに完全対応
・ SAE J1939標準に基づき、互換性のあるフレームワークとデータベースを提供
・ サポートする診断メッセージ(DM)には以下が含まれます:
  DM1, DM2, DM3, DM4, DM10, DM11, DM12, DM13, DM14, DM15, DM16, DM30, DM31
5.トラブルシューティングの効率化
・ 詳細な障害データに基づき、迅速な修復プロセスをサポート
・ NVMモジュールとの統合により、すべての障害およびフリーズフレームデータを永久的に保存し、車両のライフサイクル全体で障害の取得が可能

◆API対応DEMは以下のAPIを提供し、柔軟で効率的な診断データ操作を実現します:
・ faults_clear_prev_all()
・ faults_clear_active_all()
・ faults_emn_post(SPN, FMI, OC)
・ faults_post_active(SPN, FMI, OC)
・ faults_post_non_active(SPN, FMI)

◆J1939 Diagnostic Event Managerの技術的詳細
・ MISRA C準拠: 高い安全性と品質を保証
・ ANSI Cソースコード: 柔軟な統合が可能
・ RTOS環境での使用が可能: RTOSを使用する場合も使用しない場合も適合
・ 幅広いCPUサポート: 8, 16, 32, 64ビットCPUで動作可能 ◆Simma SoftwareのJ1939 BootloaderとJ1939 Diagnostic Event Manager (DEM) は、異なる目的で設計された製品です。それぞれの役割を比較すると次のようになります:

1.J1939 Bootloader
目的:ECU(電子制御ユニット)のファームウェアを再プログラミングするためのソリューション

主な機能:
・ ECUのファームウェア更新をJ1939ネットワーク経由で実行
・ セキュアブート、OTA(Over-The-Air)更新、デュアルパーティション対応
・ 電源中断耐性やAES-256暗号化による安全性を確保
・ アプリケーション更新時のデータ転送プロセスを効率化
用途:
・ 車両や産業機器のECUをリモートでアップデート
・ 開発段階や量産後のファームウェアのメンテナンス

2.J1939 Diagnostic Event Manager (DEM)
目的:
・ 商用車両や産業機器の状態をリアルタイムで監視し、診断メッセージを管理するソリューション

主な機能:
・ J1939診断メッセージの設定、消去、保存
・ フリーズフレームデータの管理と障害解析
・ 詳細な故障コード(DTC)の記録と表示
・ 商用車両のフリート管理やトラブルシューティングを効率化
用途:
・ 車両の状態モニタリングや運用効率の向上
・ 故障時の迅速な原因特定と修復作業支援

◆Simma SoftwareのJ1939 DEM: 他社製品との差別化ポイント
1.技術的優位性
・ SAE J1939標準への高度な準拠: 完全互換性を保証し、商用車両や産業機械に最適
・ フリーズフレームデータ管理: J1939イベント時のデータ記録と管理を提供
・ 柔軟性とカスタマイズ性: 特定のハードウェアプラットフォームへの移植やカスタマイズが可能
2..機能的優位性
・ リアルタイムモニタリング: 走行中の車両状態をリアルタイムで把握可能
・ 複数プロトコル対応: ISO 15765、CANopen、UDSとの統合も容易
・ 高度なセキュリティ機能: AES-256やSHA-256暗号化でデータの安全性を確保
3.サポートと導入実績
・ 豊富な導入実績: 自動車産業や商用車業界で主要OEMやTier 1サプライヤーからの信頼
・ 技術サポート: 移植やデバイスドライバ開発に迅速対応 ◆J1939プロトコルを活用した多用途な応用
Simma SoftwareのJ1939 Diagnostic Event Managerは、SAE J1939プロトコルに基づいて設計され、以下のような分野でその能力を発揮します。

・ 産業機械: 実際の運転環境を模倣して機器の動作を検証
・ 商用車両: 車両の安全性や通信性能のテストを効率化
・ 船舶・発電機: NMEA2000やISO11783と互換性があり、高度なリアルタイム通信を提供

◆用途と利点
1.テスト効率の向上
・ リアルタイム通信と視覚的操作を可能にすることで、開発時間を大幅に短縮
2.コスト削減
・ 簡単なインストールと柔軟なハードウェア互換性により、全体の運用コストを抑制
3. 柔軟な運用環境
・ 通信速度やSPN送信機能の柔軟性により、特定用途の要件に最適化 【シンマソフトウェア(Simma Software, Inc.)について】
シンマソフトウェア(Simma Software, Inc.)は、アメリカ合衆国インディアナ州西端、ビーゴ郡に位置する都市テレホートに本社を置いています。自動車業界向けのJ1708、UDSプロトコルスタック、J1939インタフェースオプションなど、セーフティクリティカルなリアルタイム組込みソフトウェア開発を専門としています。製品ラインには、J1939、CANopen、CAN、J1587、J1708、J2497、J1922、ISO 15765、OBD-II、UDS、およびKWP2000用のソリューションが含まれています。ソフトウェアは、100万台以上の電子制御ユニット、110の設計、100以上のお客様に使用されています。当社の製品は、フォード、ボーイング、米軍、すべての主要OEM(フレイトライナー、インターナショナルなど)のいくつかのティアワンサプライヤー、いくつかのセルラー機器プロバイダー、および診断機器メーカーによって使用されています。

テキサス・インスツルメンツDSPサードパーティ・ネットワーク、NXPパートナー・プログラム、STマイクロエレクトロニクス・パートナー、マイクロチップのデザイン・パートナー・プログラム、および自動車技術者協会のメンバーです。
【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
所在地 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6神戸国際会館 22F

URL https://www.positive-one.com

ポジティブワン株式会社は、「サービスモデル」のための「ものづくり(IoT端末側から)」の仕様設計から開発製造に至るまでのワンスポットソリューションを提供いたします。

今までの半導体関連を取り巻くエンベデッドのプレイヤは、自社開発をしたコア製品を販売することにフォーカスをしているため、サービスモデルや仕様にあった製品を提案することは難しかったです。ポジティブワンは、海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できる商社機能、自社のハードウエアからソフトウエアの開発製造、そして、テストから認証サービスのための第三者試験機関との提携と支援サービスにより、多様にあったサービスに対応できます。企画段階での仕様作成、技術的な問題定義や解決、最先端技術の導入に選ばれます。それは、IoT端末以外、自動車、医療、産業機器などの安全性や信頼性を求められる分野での経験や実績を積んでいます。

【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.