自動車メーカー、フリート管理者による車両メンテナンス、自動車修理工場でのトラブルシューティング等、柔軟性と適応性を備えた診断シナリオを独自で設計可能な「DiagRA LE」販売開始
1. 自動車メーカーでの車両ECUの開発およびテスト
シナリオ概要:新型車両の開発中に、エンジンコントロールユニット(ECU)やトランスミッションユニットの診断およびフラッシュプログラミングを行う際に使用。
具体的な活用方法
・ ECU内のエラーコードを手動モードで診断し、不具合を特定
・ フラッシュプログラミングプラグインを使用して、最新のファームウェアを適用
・ 測定シーケンスを自動化して、耐久性やパフォーマンスのテストを効率化
2. フリート管理者による車両メンテナンス
シナリオ概要:物流企業やバス会社などが、複数の車両を効率的に管理し、定期的なメンテナンスや排出ガス規制に対応する場面で使用
具体的な活用方法
・ 測定値を定期的にCSV形式でエクスポートし、燃費データや排出ガスデータを分析
・ SAE J1979準拠のOBDスキャンツールを活用して、エラーコードの一括診断
・ スクリプト機能を活用して、車両メンテナンスの手順を自動化
3. 自動車修理工場でのトラブルシューティング
シナリオ概要:一般的な修理工場が、顧客車両の特定の不具合を効率的に診断する場面で使用
具体的な活用方法
・ お客様の車両から取得した診断データをXML形式で保存し、修理履歴を管理
・ フラッシュプログラミングでメーカー提供のアップデートを適用し、不具合を修正
・ 事前に設定された測定プロセスを実行し、診断時間を短縮
4. 車両テストラボでの規制準拠テスト
シナリオ概要:車両が各国の排出ガス規制(例: SAE J1939やSAE J1979)に準拠しているかを確認するための試験環境で使用。
具体的な活用方法
・ テスト対象車両から排出ガスデータを収集し、規制値と比較
・ 測定結果を暗号化したCSVやXML形式で保存し、法規制対応の記録として提出
・ スクリプト機能を使用して、複雑な試験手順を簡素化
5. 専用車両のカスタマイズ設定
シナリオ概要:建設機械や農業用車両など、専用車両の診断および設定変更を行う際に使用
具体的な活用方法
・ カスタムスクリプトを作成し、特殊な制御設定を適用
・ 車両に組み込まれたECUの設定データを保存し、保守用途に活用
・ ユーザーインターフェースをタッチスクリーンに最適化して、現場作業の効率化を実現
6. 電動車両(EV)やハイブリッド車(HEV)の診断
シナリオ概要:電動車両やハイブリッド車両で使用される高電圧バッテリーや電動モーターの診断とデータ解析に使用。
具体的な活用方法
・ バッテリー管理システム(BMS)の診断とエラーコード解析
・ 電動モーターの運転データをリアルタイムで収集し、CSV形式で記録
・ 自動モードを活用して、テストプロセスを効率化
7. 教育機関やトレーニングセンターでの技術指導
シナリオ概要:自動車技術者や整備士の訓練を行う教育機関が、実践的な診断トレーニング用ツールとして使用
具体的な活用方法
・ 診断シナリオを事前に構成し、学生が実践的に操作を学べる環境を提供
・ 測定値や診断結果をCSV形式で保存し、トレーニング記録として利用
・ 手動モードと自動モードを切り替え、初学者と熟練者の両方に対応 ◆DiagRA LE特長と概要
1.柔軟なカスタマイズ
・ DiagRA LEは、お客様のニーズに合わせて機能をカスタマイズ可能です。ユーザーインターフェースは、タッチスクリーンモニターでの作業を最適化するように設計されています。
2.手動モードと自動モード
・ 手動モード: すべての機能を手動で操作可能
3.自動モード: 事前に定義されたプロセスを自動的に実行
・ フラッシュプログラミングプラグイン
・ SGM / SGO、HEX / S19、ODX形式のフラッシュデータに対応(暗号化または非暗号化データをサポート)
・ 複雑なフラッシュ機能も簡単に実行可能
4.診断機能
・ エラーコードの読み取り、スクリプト処理、設定データや出力データの暗号化対応
・ 測定値をCSV、XML、TXT形式で記録・エクスポート可能
・ SAE J1979およびSAE J1939規格に準拠したOBDスキャンツール機能を搭載 ◆技術仕様とシステム要件
対応プロトコル: UDS, KWP 2000, SAE J1939, SAE J1979インターフェース: SAE J2534 PassThru, RP1210, その他プロバイダ(必要に応じて拡張可能)エクスポート形式: CSV, XML, TXTフラッシュ形式: SGM/SGO, HEX/S19, ODX(暗号化および非暗号化対応)対応規格: SAE J1939, SAE J1979, SAE J2534 PassThru, RP1210
最小要件:
・ プロセッサ: 32ビットおよび64ビット(32ビットアプリケーション)
・ ディスク容量: 180MB
・ RAM: 最小100MB
・ OS: Windows 7以降
推奨要件:
・ プロセッサ: 32ビットおよび64ビット(32ビットアプリケーション)
・ ディスク容量: 1GB
・ RAM: 2GB
・ 接続: USB/Ethernet/RS232(車両通信インターフェースに依存)
DiagRA LEは、あらゆる診断シナリオに柔軟に対応できる唯一のソリューションです。当社までお問い合わせください。 【RA Consulting GmbHについて】
RA Consulting GmbHは、1992年にドイツで設立された、車両診断、テスト、計測技術に特化した企業です。本社はドイツ南西部のフォルムスバッハに位置し、自動車産業を支える高品質なソフトウェアとサービスを提供しています。RA Consulting GmbHは、ISO 9001:2015認証を取得しており、高い品質基準を維持しながら、国際的なOEMやTier 1サプライヤーと密接に連携し、革新的な診断ソリューションを開発しています。
RA Consultingのソリューションは、車両の全開発サイクルを通じて利用可能で、コントロールユニットの診断、データ収集、解析において重要な役割を果たしています。長年にわたり培った経験と技術をもとに、車両の安全性、信頼性、効率性を向上させる製品とサービスを提供しており、特にDiagRA Dのような診断ソフトウェアは、多くの企業で採用されています。
RA Consultingは、自動車業界の未来を見据え、継続的な技術革新と製品改善に注力しており、世界中のパートナーと共に持続的な成長を目指しています。
【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
公式サイト:https://www.positive-one.com
SoM製品関係:https://www.chinchillasmart.com
ポジティブワン株式会社は、「サービスモデル」のための「ものづくり(IoT端末側から)」の仕様設計から開発製造に至るまでのワンスポットソリューションを提供いたします。
今までの半導体関連を取り巻くエンベデッドのプレイヤは、自社開発をしたコア製品を販売することにフォーカスをしているため、サービスモデルや仕様にあった製品を提案することは難しかったです。ポジティブワンは、海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できる商社機能、自社のハードウエアからソフトウエアの開発製造、そして、テストから認証サービスのための第三者試験機関との提携と支援サービスにより、多様にあったサービスに対応できます。企画段階での仕様作成、技術的な問題定義や解決、最先端技術の導入に選ばれます。それは、IoT端末以外、自動車、医療、産業機器などの安全性や信頼性を求められる分野での経験や実績を積んでいます。
【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.