車両ライフサイクル全体で重要なODXデータを直感的に管理、表示、分析可能な新しい診断ツール「RA ODX Viewer」の販売開始

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2025年1月31日 - 東京都渋谷区、ポジティブワン株式会社(ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州に本社があるRA Consulting GmbH本社の日本総代理店)は、RA ODX Viewerは、車両のライフサイクル全体においてODXデータの表示、分析、フィルタリングを簡単に行えるツールの販売を開始いたします。複雑なODX構造を視覚的に分かりやすく表示することで、作業効率を大幅に向上させます。直感的で分かりやすいユーザーインターフェースを備えたこのツールは、効率的でスムーズな操作体験を保証します。

◆RA ODX Viewerの実用性
RA ODX Viewerを活用することで、以下のようなメリットが得られます:

・ 一元管理: 車両ライフサイクル全体で生成される膨大なODXデータを一元管理
・ 効率的な作業: データの視覚化やフィルタリングにより、時間とリソースを節約
・ グローバル規格準拠: ODXの国際標準に対応するため、メーカーやサプライヤー間のスムーズな連携を実現 ◆ODXデータの重要性
ODX(Open Diagnostic Data Exchange)データは、自動車業界における診断データの国際標準規格です。車両内の電子制御ユニット(ECU)に関する情報や、診断プロセスの詳細を定義しています。以下の理由から、ODXデータは極めて重要です:

・ 車両診断の基盤:
ODXデータは、車両の不具合診断やトラブルシューティングにおける必須データです。エラーコードや通信プロトコルの詳細を含むため、迅速かつ正確な診断が可能になります。

・ ライフサイクル全体のデータ管理:
設計、製造、試験、メンテナンス、廃車に至るまで、車両の全工程で利用されます。ODXデータは、これらの工程間で一貫性のある情報共有を実現します。

・ 規格準拠:
ASAM MCD 2D(ODX)やISO 22901-1といった国際基準に準拠しているため、車両メーカーやサプライヤー間でのデータ交換が容易になります。

RA ODX Viewerは、この重要なODXデータを効率的に管理・活用するための強力なツールとして、自動車メーカーや修理工場、試験機関にとって不可欠なソリューションです。 ◆RA ODX Viewerの具体的な活用事例
1. 自動車メーカーでのECU開発
概要: 自動車メーカーが新型車両の開発中にECUのODXデータを管理する際に使用。

活用例:
・ 複数のODXバージョンを統合して一括管理。
・ データをフィルタリングして必要な設定項目を特定し、効率的な開発を実現

2. 車両試験ラボでのデータ分析
概要: 試験ラボが車両ライフサイクル中のデータを視覚化して分析する際に使用。

活用例:
・ ODX 2.0.1、2.1.0、2.2.0のデータを比較し、規格準拠を検証。
・ フィルタリング機能を活用して、特定の車両通信プロトコルに対応するデータを抽出

3. 自動車修理工場での診断作業
概要: 修理工場が、車両通信インターフェースを通じてODXデータを取得・表示する際に使用。

活用例:
・ 車両の診断データをODX形式で可視化し、不具合箇所を特定。
・ 直感的なインターフェースを活用して迅速な修理を支援

4. トレーニングセンターでの技術教育
概要: 自動車整備士やエンジニアの育成を行う教育機関で使用。

活用例:
・ ODXデータの基礎を学ぶトレーニング用教材として活用。
・ データ視覚化の実践トレーニングを通じて、高度なデータ操作スキルを習得。

5. 車両ライフサイクル全体のデータ管理
概要: 車両設計から生産、メンテナンス、廃棄までの全工程で使用
活用例:
・ 車両のライフサイクルを通じて一貫したODXデータ管理を実現
・ 各工程で生成されるデータを効率的に統合・管理し、プロジェクト全体の透明性を向上 ◆RA ODX Viewerの特長と概要
ODXデータの簡単な操作
・ 視覚化: 高度なODXデータを直感的に視覚化し、複雑な構造を分かりやすく表示。
・ 効率化: 効率的なデータ表示で作業時間を短縮。
・ フィルタリング: 必要な情報を迅速に抽出。

技術仕様
・ 対応基準: ASAM MCD 2D (ODX), ISO 22901-1
・ 対応データ形式: ODX 2.0.1, 2.1.0, 2.2.0

システム要件
・ 最小要件:プロセッサ: 64ビット、ハードディスク容量: 180MB。RAM: 最小100MB
・ OS: Windows 7以降
・ グラフィックカード: 標準対応
・ 接続: USB/Ethernet/RS232(車両通信インターフェースに依存)

推奨要件:
・ プロセッサ: 64ビット
・ ハードディスク容量: 1GB
・ RAM: 2GB
・ OS: Windows 7以降
・ グラフィックカード: 標準対応
・ 接続: USB/Ethernet/RS232(車両通信インターフェースに依存) 【RA Consulting GmbHについて】
RA Consulting GmbHは、1992年にドイツで設立された、車両診断、テスト、計測技術に特化した企業です。本社はドイツ南西部のフォルムスバッハに位置し、自動車産業を支える高品質なソフトウェアとサービスを提供しています。RA Consulting GmbHは、ISO 9001:2015認証を取得しており、高い品質基準を維持しながら、国際的なOEMやTier 1サプライヤーと密接に連携し、革新的な診断ソリューションを開発しています。

RA Consultingのソリューションは、車両の全開発サイクルを通じて利用可能で、コントロールユニットの診断、データ収集、解析において重要な役割を果たしています。長年にわたり培った経験と技術をもとに、車両の安全性、信頼性、効率性を向上させる製品とサービスを提供しており、特にDiagRA Dのような診断ソフトウェアは、多くの企業で採用されています。

RA Consultingは、自動車業界の未来を見据え、継続的な技術革新と製品改善に注力しており、世界中のパートナーと共に持続的な成長を目指しています。

【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F

公式サイト:https://www.positive-one.com
SoM製品関係:https://www.chinchillasmart.com

ポジティブワン株式会社は、「サービスモデル」のための「ものづくり(IoT端末側から)」の仕様設計から開発製造に至るまでのワンスポットソリューションを提供いたします。

今までの半導体関連を取り巻くエンベデッドのプレイヤは、自社開発をしたコア製品を販売することにフォーカスをしているため、サービスモデルや仕様にあった製品を提案することは難しかったです。ポジティブワンは、海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できる商社機能、自社のハードウエアからソフトウエアの開発製造、そして、テストから認証サービスのための第三者試験機関との提携と支援サービスにより、多様にあったサービスに対応できます。企画段階での仕様作成、技術的な問題定義や解決、最先端技術の導入に選ばれます。それは、IoT端末以外、自動車、医療、産業機器などの安全性や信頼性を求められる分野での経験や実績を積んでいます。

【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.