Linux環境用ARマイコン統合開発環境「Linux Studio」販売開始

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2021年8月17日、ドイツに本社があるSegger社正規代理店のポジティブワン株式会社(本社:東京都渋谷区)は、Linux環境用ARマイコン統合開発環境「Linux Studio」の販売を開始いたします。

Linux Studioは、SEGGERの受賞歴のあるIDEの機能をすべてのLinuxアプリケーション開発者が利用できるようにします。Visual Studioスタイルのユーザーインターフェイス、強力なプロジェクト管理、統合されたソースレベルのデバッガーにより、Linuxでのネイティブホストアプリケーションの開発がスムーズかつ簡単になります。

ファームウェア開発にSegger EmbeddedStudioを使用したことのある開発者なら誰でも、LinuxStudioが最適であることがわかります。EmbeddedStudioとLinuxStudioは、すべてのプロジェクトに共通の単一のインターフェイスと環境を通じて、生産性を向上させます。同様に、Linux Studioは、1つのアプリケーション内で利用可能な最大のプロジェクトのツールとリソースを作成することにより、すべての開発者の効率を向上させます。

◆Linux Studioの主な機能
・ VisualStudioスタイルの外観を備えた洗練されたユーザーインターフェイス
・ 強力なプロジェクト管理
・ 本格的な統合ソースレベルデバッガー
・ 組み込み開発とネイティブホスト開発のための共通のユーザーインターフェイス

◆プロジェクト管理
・ Linux Studioの強力なプロジェクトマネージャーにより、すべてのプロジェクトリソースを簡単に整理できます。ファイル構造をファイルシステムから自動的に取得することも、ソースファイルを仮想フォルダーに自由にグループ化して概要を把握することもできます。
・ マルチプロジェクトソリューションは、実行可能ファイル、追加のライブラリ、リソースなど、アプリケーションのすべての部分をまとめて保持できます。プロジェクトの依存関係により、ソースが変更された場合に、関連するすべてのパーツを構築できます。
・ ビルド前とビルド後の手順、およびステージング用の追加のプロジェクトタイプにより、プロジェクト管理が終了します。Linux Studioは、最初のファイルから最終的な配信まで、成功したプロジェクトを伴います。

◆プロジェクト管理
・ Linux Studioのソースコードエディターには、構文の強調表示やすべてのプロジェクトソース全体での簡単なナビゲーションなどのよく知られた機能が付属しています。コードの完成、提案、テンプレートを通じて効率的な開発を支援します。
・ Linux Studioのビルドシステムにより、ホストシステムのネイティブツールチェーンが使いやすくなります。インクルードパス、プリプロセッサ定義、および追加のコマンドラインオプションは、構成ダイアログで簡単に設定および選択できます。ビルドオプションは、個々のファイルまたはファイルのグループごとにオーバーライドまたは拡張できます。
・ Linux Studioのビルド構成の柔軟性により、プロジェクトはデバッグ構成とリリース構成でビルドできるだけでなく、数回クリックするだけで、1つのアプリケーションのさまざまなフレーバーなど、任意のビルドターゲットの構成を定義できます。

◆統合デバッガ:
Linux Studioは、統合されたソースレベルのデバッガーを含むフル機能のIDEです。プロジェクトは、開発されたのと同じ環境でデバッグできます。デバッグ中、ソースコードエディタを使用すると、アプリケーションのソースコード行にブレークポイントを設定し、ソースコードをステップ実行して、シンボル値をすばやく調べることができます。さらに専用のデバッグウィンドウは、システムに必要なすべての情報と洞察を提供します。

◆LinuxStudioデバッグビュー
・ 実行制御:デバッグセッションでは、LinuxStudioはターゲットアプリケーションの完全な制御を可能にします。デバッグが開始されると、アプリケーションは起動後にエントリポイント(通常はmain())まで実行されます。そこから、単純に続行するか、行ごとにステップスルーすることができます。ソースコードエディタは、アプリケーションが現在停止している場所を常に強調表示します。ソースコードブレークポイントを使用すると、特定の行が実行されたときに停止できます。手動制御により、いつでも実行を中断できます。

◆デバッグターミナル
通常のターミナルアプリケーションの場合、デバッグ中に外部ウィンドウを開いて前後に切り替える必要はありません。Linux Studioには、IDEに直接stdoutおよびerroutへの出力を表示する[DebugTerminal]ウィンドウが含まれています。

◆スレッドとコールスタック
[スレッド]ウィンドウには、ターゲットアプリケーションによって作成されたすべてのスレッドまたはタスクのリストが表示されます。各スレッドの現在の状態と現在実行されている場所に関する情報を提供します。スレッドを選択することにより、その呼び出しスタックと状態をさらに分析できます。

[コールスタック]ウィンドウには、現在の実行パス、つまり関数の呼び出し元が、通常はエントリポイントまで表示されます。また、関数パラメーターとその値に関する情報を提供することもできます。

◆シンボルウィンドウ
Linux Studioは、変数と式の状態を検査および変更するためのさまざまなウィンドウを備えています。「グローバル」ウィンドウにはすべてのグローバル変数が表示され、「ローカル」ウィンドウにはコンテキストのすべてのローカル変数が表示されます。[自動]ウィンドウには、現在アクティブなソース行またはブロックに関連するすべての変数が表示されます。変数と式は、[ウォッチ]ウィンドウで検査するために手動で選択することもできます。シンボルウィンドウに加えて、マウスオーバーツールチップとクイックウォッチを使用すると、ソースコードエディタ内からシンボルをすばやく確認できます。

◆レジスタとメモリウィンドウ
現在のハードウェアの状態に関する情報を取得することは、組み込み開発では特に価値がありますが、ホストアプリケーションの開発でも役立つ場合があります。Linux Studioには、CPUレジスタの値を表示するレジスタウィンドウと、アプリケーションのメモリイメージの内容を検査できるメモリウィンドウが用意されています。

◆分解ウィンドウ
実行される実際の命令を取得することも、より高度な低レベルの機能です。Linux Studioには、ソースコードと同期され、アプリケーションが停止している現在の命令を強調表示する逆アセンブリウィンドウが含まれています。エディターと同様に、実行制御機能も逆アセンブリレベルで使用できます。

【SEGGER社について】
SEGGER Microcontrollerは、組み込みシステム向けのソフトウェア、ハードウェア、開発ツールのフルレンジサプライヤです。同社は、手頃な価格で、柔軟で使いやすいツールとコンポーネントを使用して、開発プロセス全体を通じてサポートを提供しています。SEGGERは、急速に発展するIoT、エッジコンピューティングのニーズを満たすセキュアな通信とデータおよび製品セキュリティのためのソリューションを提供します。Segger社は1992年に設立され、着実に成長しています。詳細については、以下をご覧ください。https://www.segger-pocjapan.com

【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
所在地 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6神戸国際会館 22F

URL https://www.positive-one.com

ポジティブワン株式会社は、「サービスモデル」のための「ものづくり(IoT端末側から)」の仕様設計から開発製造に至るまでのワンスポットソリューションを提供いたします。

今までの半導体関連を取り巻くエンベデッドのプレイヤは、自社開発をしたコア製品を販売することにフォーキャスをしているため、サービスモデルや仕様にあった製品を提案することは難しいかったです。ポジティブワンは、海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できる商社機能、自社のハードウエアからソフトウエアの開発製造、そして、テストから認証サービスのための第三者試験機関との提携と支援サービスにより、多様にあったサービスに対応できます。企画段階での仕様作成、技術的な問題定義や解決、最先端技術の導入に選ばれます。それは、IoT端末以外、自動車、医療、産業機器などの安全性や信頼性を求められる分野での経験や実績を積んでいます。

【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
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