概 要
CANopen IO-X5は、コンパクトでコスト効率の高いCANopen IOモジュールで、業界で実績のあるIOの高密度実装を特徴としています。
このモジュールには、CANopen通信用の事前にプログラムされたファームウェアと産業用入出力用の周辺機器を備えたCPUコアが含まれています。最も信頼性が高く安全な操作を保証するために、豊富な診断ルーチンが実装されています。
CANopenプロトコルを使用して、すべての入力と出力、および設定パラメータにアクセスできます。
CANopen IO-X5は、CANopenデバイスプロファイルCiA 404 V1.2およびCANopen通信プロファイルCiA 301 V4.02に準拠したCANopenスレーブデバイスです。
2つのLEDは、CiA 303-3 V1.0によるデバイス状態を示します。
仕 様
〈サイズ(LxWxH)〉
・ 95x70x58mm
・ 動作温度:-20〜+ 70℃
・ 保管温度:-20〜+ 90℃
・ 湿度:10〜95%非結露(VDE 0110)
〈重量〉
・ ca. 130g
〈インストール方法〉
・ DINレールマウント
〈エンクロージャ保護クラス〉
・ IP20
〈電源〉
・ 動作電圧:24V±20%
・ 消費電流:
〈I / Oインタフェース〉
・ アナログ入力:2線式または3線式の抵抗温度デバイス(RTD)(例:PT100またはPT1000)に適した8個のアナログ入力
〈視覚化〉
・ ステータスLED(入力、エラー、モジュル状態、CANopenステータス、その他)
〈CAN / CANopen詳細〉
・ CiA 404 V1.2によるCANopenデバイス
・ ガルバニック絶縁CANバスインタフェース
・ ジャンパー経由のCANバスターミネーション(120オーム抵抗)
〈その他〉
・ 構成データの不揮発性記憶域
・ ウォッチドッグ
CANopenの機能
〈CANopenの機能〉
・ CiA 301 V4.02による通信プロファイル
・ CiA 404 V1.2によるデバイスプロファイル
・ CiA 303-3 V1.0による状態インジケータ
・ CiA 305 V1.1によるレイヤー設定サービス(LSS)
・ 4 RPDO
・ 動的なPDOのリンクとマッピング
・ SDOサーバー
・ ライフガーディング、ノードガーディング、ハートビートプロデューサ
・ 緊急プロデューサー
・ 最小ブートアップ機能(スレーブ)
・ 最小NMTブートアップマスター(メーカ拡張)
〈通信とデバイスの設定〉
・ ガルバニックデカップリングCANバスドライバは、1つのバス上で最大110のCANノードをサポート
・ CANバスターミネーションジャンパー120オーム
・ ノードIDとボーレートを設定するための16進符号化スイッチ
・ CANバスのボーレート:10kBit/s〜1Mbit/s
・ 高品質コネクタ:(納入範囲に含まれます)
・ 電源:2ピンプラグコネクタ
・ CANバス:5ピンプラグコネクタ
・ I/O:単一の24ピンプラグコネクタ、ロック可能
・ 構成データの格納用の不揮発性メモリ
・ オンボード温度、電源、メモリおよびその他のコントローラ内部の内部モ・ ニタリングおよび診断
・ 障害発生時に送信される緊急メッセージ
パッケージ
CANopen IO-X5、標準バージョン
8アナログ入力チャンネル、PT100またはPT1000、3線接続方式、分解能12ビット、精度