信頼性安全性システム

工業用制御、センシング、ネットワーキング、ヒューマンマシンインタフェース（HMI）および産業用センサといった統合された産業オートメーション設計サービスが増えてきています。ハードウェア設計、デバイスドライバ、ファームウェア、プロトコルスタック、ミドルウェア、およびアプリケーション開発をどう進めるか大きな課題となります。そのなかで、IEC 61508（電気/電気/プログラマブル安全関連システム）に基づく、安全規格の国際標準化、中立な第三者によるテスト機関認証により産業機器製品の信頼性を得ることが求められている機器が増えております。世界的な製品の信用、認証を取らないとビジネスのスタートにもつかないことがあります。
そのため、多くの産業機器メーカは、実績あるSoC、リアルタイムOS、開発ツール、コンパイラを採用し、安全認証を受けるためには、動作できる実装だけではなく、テストプログラム、多くの安全認証のためのドキュメント作成する必要性があります。

セイフティクリティカル対応リアルタイムOS

多くの安全上重要なアプリケーションにおいて最も重要なコンポーネントがセイフティクリティカル対応リアルタイムOSです。重要な安全コードを隔離し、他のタスクに干渉することなく動作させることが必要です。結果、アプリケーションの証明が簡素化されます。また、そのための安全認証のためのドキュメント作成があらかじめ準備することが必要です。

openSAFETYおよびCANopen Safety

アプリケーションの多様性におけるネットワークの高度化が必要となってきています。莫大なデータのリアルタイムデータの処理、セキュリティの要求とますます高まっています。そのひとつとして、openSAFETYおよびCANopen Safetyといった技術の採用が進んでいます。

モーター制御

モーター制御では、ブラシレスDC（BLDC）、永久磁石同期モータ（PMSM）、ステッピングモーターの制御にデジタルアルゴリズムを使用して、効率と制御の精度が向上しています。また、電力変換の分野では、負荷の変化に応じてスイッチング周波数と制御ループの構成を動的に適応させることで、デジタルパワーアプリケーションを使用して効率の最後の数％ポイントを圧縮しています。このようなアプリケーションでは、回路に高電圧および高電流が流れ、高価な電源回路を損傷しないように、クリーンな方法で機能を起動およびシャットダウンする必要があるため、特別なデバッグおよびソフトウェア開発のサポートが必要です。

センサ・フュージョン

センサフュージョンシステム（アプリケーションやシステムの性能を向上させるために、複数のセンサからのデータをインテリジェントに組み合わせるソフトウェア）の開発には、インテリジェントなトレースキャプチャによってサポートできるソフトウェアを介したデータフローの解析も必要です。デリケートなタイミングとデータキャプチャの順序は、開発中のシステムに影響を与えることなく収集でき、複雑な複数の時間領域の問題のキャプチャ後の分析を考える必要性があります。

高可用性

高可用性コンピューティングプラットフォームの設計と実装を簡素化する強力なアプリケーション開発フレームワークが必要です。

フォールトトレランス用のハードウェアソリューションは高速フェールオーバーを提供しますが、コストが高くなります。特殊化されたハードウェアは高価ですが、ハードウェアソリューションはアプリケーションのエラーを検出して修復できません。

高可用性アプリケーションの開発を可能にするアプリケーションフレームワークです。可用性が高いアプリケーションは、フォールトトレランスのために設計する必要があります。したがって、アプリケーションは発生する可能性のあるエラーと結果的に発生するエラーを理解する必要があります。アラームや通知、ヘルスモニタリング、チェックポイントサービス、エラー処理、修復などの高可用性アプリケーションの設計に必要なすべての機能が含まれています。

産業機械に適したハードウエア設計と検証

ハイエンドなプロセッサ、高周波数帯のメモリ、高周波数帯のプリフェラル（PCIe、SATA、USB3.x等）、電源管理、プロセッサやマイコンやFPGAといった混在した分散システム、そして、システムのスリム化のニーズが高いです。配線への注意、ノイズ対策、環境テストを見越した設計、そして、テストプログラムなど考慮した設計が必要です。

ポジティブワンでは、ハードウエアおよびソフトウエアを一括したアプローチをしております。標準ハードウエアの活用、もしくは、カスタムボードの受託開発。また、OSやミドルウエア、開発ツールや検証ツールの提案。そして、認証サービスへの支援を行っております。そのため、製品販売およびサポート、開発、認証支援といった３つの機能を持つ合わせています。