概 要
CTSSでは、対応するイーサネットコントローラを搭載したコンピュータが、IEEE Std 802.1ASに準拠した時間認識エンドステーションになります。コンピュータは、PTPネットワーク内の同期時間の送信元または送信先にすることができます。クラスタ時間同期サービスでは、データを送受信するときにネットワークコントローラがハードウェアベースのタイムスタンプを割り当てます。結果として、ナノ秒の範囲ではるかに高い精度が達成されます。タイムベースとして、システム時間だけでなく、ネットワークコントローラのより正確な内部発振器を使用することもできます。
ネットワークドライバとコントローラファームウェアの必要な変更のため、現在CTSSはインテル®i210ネットワークコントローラとWindows 7でのみ使用できます。CTSSライセンスはコントローラに直接保存されるため、追加のライセンスドングルは不要です。
仕 様
〈時刻同期〉
・ gPTP - IEEE Std 802.1AS-2011
・ ハードウェアベースのタイムスタンピング
・ ナノ秒正確な同期
〈マスター&スレーブ操作〉
・ スレーブモードでのマスタクロックの自動ネゴシエーション
・ マスタモードのタイムベースとしてのイーサネットコントローラのシステム時間または内部クロック
〈統合が容易なソフトウェアパッケージ〉
・ さまざまなXTSS関数を使用するためのシンプルなAPI
・ クライアントAPIを使用するためのSDKを使用したSDK
パッケージ
◆CTSS Timesync i210 PCIe x1セット
複数のPCを1つのIEEE Std 802.1AS-2011に同期させるためのクラスタタイムシンクサービス対応イーサネットカード。インテル®i210 Gb PCIe x1イーサネットカード(従属PTP NDISドライバを含む)。DLL形式のWinPcapベースのAPI。システムサービスとWindows Demo Clientをパラメータ化するためのツール