仕 様
〈バルクコンポーネントについて〉
emUSB-Device Bulkコンポーネントを使用すると、USB経由でPCと通信する組み込みデバイス用のソフトウェアを迅速かつ無駄なく開発することができます。プロトコルオーバーヘッドなしで簡単かつ高速な通信を提供し、カスタムプロトコルの迅速な実装を可能にし、実行に必要なリソース(メモリとエンドポイント)を最小限に抑えます。
〈サンプルアプリケーションemUSB-Device Bulk Component〉
・ SEGGERデバッグプローブJ-Link
・ 温度ロガー
・ ソフトウェア保護ドングル
〈バルクコンポーネントの構造〉
emUSB-Device Bulkコンポーネントスタックは、ソースコード形式で出荷される埋め込み側とホスト用のAPIで構成されています。SEGGERは、わかりやすく使いやすいAPIを提供し、アプリケーションとデバイスとの通信を可能にします。BULK APIは、Windows、Linux、およびMacOSシステムで使用できます。LinuxディストリビューションとmacOSのソースコードで提供されています。
プラットフォーム
BULK APIは、XP Service Pack 2以降のすべてのWindowsプラットフォームで動作します。このAPIは、カーネル4.x以降およびmacOSを使用してLinux用にテストされています。
カーネルモードドライバ(PC)
emUSB-Deviceを実行しているターゲット(クライアント)と通信するには、Windows PCにバルクカーネルモードドライバをインストールする必要があります。emUSB-DeviceはWindowsが提供する汎用USBドライバWinUSB.sysを使用できます。このドライバは、初めてデバイスがWindows PCに接続されたときに自動的にインストールされます。Linuxおよび macOSでは 、カーネルにはすでに汎用USBドライバが含まれているため、追加のドライバは必要ありません。
コンポーネント
BULKクラスを使用するために必要なコンポーネント:
・ emUSB BULKコンポーネント
・ emUSB-デバイスコア
・ emUSBターゲットドライバ